猫さん母子家庭が我が家に押しかけて
来たのは朝から嵐の日でした。
そしてわたし達が母子家庭のスタート
を切ったのも大嵐の日でした。
ジュリエットとわたしは何かと
共通するところが多いのです。
「お互い母子家庭で大変よね?」
わたしが彼女によく言っていた言葉です。
ジュリエットは四匹の子猫を生んで、
わたしのもとに連れてきたのですが、
三匹の子達はわたしの友人達が
飼い主さんになってくれました。
現在は母猫のジュリエットと長男?の
トム君が一緒に暮らしています。
わたしは猫さん母子家庭を眺めて
いますと、とても幸せな気分になります。
これからはダブル・ボシカテイ
でもっと楽しく暮らしていきます。

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☆タンタンのダイガク建設計画
タンタンは毎日わたしに言います。
「ハハっ、タンタンの大学はどこ?・・何年?に造るのっ?
いつできあがり?いつ?ハハっ?」
・・・・うぐっ。な、なんねん?って聞かれてもさぁ・・・。
「ハハ、どこに?」
・・・む、とっ、と、とうきょう、東京、もちろん。
「何区?何市?」
・・さあ、そ・れ・は・あ、・・・・・・。
「ハハぁっ!ばしょはあ???」
だから、東京。東京にねっ!
まさしくデジタルニンゲンそのもの彼はリリカルな土地で
生活できるわけがありません。
事実、はわたしは約!三年前に離婚し、タンタンが生まれ育った
土地から現在のトコロに引越して来たのですが・・・それは、これは!
もう、想像以上に・・たいへんです。
私はことあるごとに友人、知人、周囲の人、たまたま
出会った人に、だれかれ構わず話しました。
“タンタンさんのキョウハク!”のことを。
ですが、これは“ハハの夢”でもあることも、ついでに・・必ず
付け加えることは忘れないのです。
そして言いふらすたびに様々な人が言ってくれます。
なにか出来ることがあったら言ってほしい。
参加したいわ・・・。どんな小さなことでもそういった申し出は
大変うれしいものです。
わたしは皆さんの少しずつでも、たくさんでも、出来るだけ多くの
人の力を頂けたら、どんなうれしいことだろう、といつも思い、
そしてありがたく思うのです。
この思いは必ず実現させたいと思います。
思いは実現するから!思いは形になる!
頼もしい友人の言葉に励まされて、わたしは思い続けます。
それにね、タンタンに脅迫されるのって・・とってもコワイのですもの。

☆わたしの夢 タンタンの夢
わたしは長年に渡り考えてきたことがあります。
そして心から望むことです。
それは自閉症である息子タンタンと意思疎通することです。
今思えば、それは彼にとっても同じだったのかもしれません。
自閉症であるタンタンとのコミュニケーションはとても難しいことです。
ハハであるわたしは完璧に定型発達者であるのか?と言えば
そのようなこともありません。
すれすれに近いのかも?しれません。
ですが人間はなにかしらの定型ではない部分が必ずあるものです。
その要素が多いかそれほどでもないかの違いがあるだけなのです。
タンタンは能力的には相当極端ですし、それが行動に反映されれば、
ほんとうにトンでもないことになってしまうことも多いです。
ですがその理由を本人の言葉で知ることは至難と言えます。
まったくフツウの人に比べればほんの少しではありますが、
タンタンの生きて行くうえでの困難さへの憤りや葛藤が解かるような
気がすることがあります。
これはごくわずかな理解でしかないことはよく承知しています。
それでもわたしは毎日毎日がますます通じ合えているのだと思っています。
そしてわたしは言葉でコミュニケーションをとることが
難しいタンタンとの意思疎通方法を長年に渡り考えてきました。
そして見つけたのです。
わたしはこの方法が多くの若い自閉症児のおかあさんたちにも
出来るようにさらに工夫して整えていきたいと考えています。
もう少し時間がかかるかもしれませんが・・・。

☆楽しく暮らすこと
わたしの願いはタンタンが楽しく生きられること。
タンタンが生まれた時からずっと思い続けてきたことです。
それ以前のわたしの願望はもちろん自分がしあわせになること。
でもこれまで一度も“しあわせ”という気分を実感したことのない
わたしにはそれがどんな状態なのかも想像すらつかないことでした。
文字通り地獄巡りはさまざましてきました。
数ヶ月前、こんな状態がふつうと思い込んできたことに
ふと疑問が生じました。
疑問!と言うのならずっと昔からあったのだと思います。
ですがそれは漠然とした感情であり、その原因の場面を再現して、
あるいは手にとって確かめたいということまでは想いが及んでは
いなかったような気がします。
それは性格や心癖からくる問題でもあり、それこそがまさに性格、
心癖を形作った根本となる出来事なのだと直感できることでしたし、
“怖れ”そのものだったからです。
一週間ほど前、わたしは見てしまいました。
五歳のか細い女の子の悲しみと孤独・・・。
硬直しているその子の腕を掴むと一気にひっぱり、
そして走りました・・思いっきり!
あの幼い女の子はなぜかタンタンと重なるのです。
あの子がにっこり微笑めば・・・タンタンに
もしあわせが流れていく・・そう思えました。
タンタンの願いは「ハハがしあわせになること」なのだそうです。
あの女の子に「さよなら!また来るから・・。」
と別れを告げたとき、女の子は言いました。
にっこり微笑んで「バイ・・タンタンもいっしょね!」
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