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スポンサードリンク 何年か前、タンタンは誕生日プレゼントに本物そっくりの動く「ネコのおもちゃ」が 欲しいと言いました。コマーシャルにめっぽう弱いタンタンは見た途端 「買うのっ!」どうせすぐに飽き て捨ててしまうのだろうな、とは思いましたが、 ちょうどお誕生日が近かったので購入することにしました。 なにしろ中に多少の機械は入っているにしてもほとんどは燃えるごみ・・もといっ! 燃える素材!じゃなくってさぁ ・・・なにしろぶつけても痛くない、ほぼ安全なしろもの と判断しましたから(ああ、ひやひやだなぁ・・)白いフワフワネコが欲しい タンタンは取りあえずは代用でいいかな、と考えたらしいです。 お腹の中にセンサーが入 っており、何か?に感知して動くのです!人の声とか明かり、空気の動きを 感知しているようでした。それははっき りとは解かりません。いったい何に反応 しているのかは・・・。シッポとお腹をしつこく触ると「フーッ!」と鳴いていました。 耳の辺りを触れば「ニャーッ・・。」っと鳴きます。 顔を起こしたり向きを変えたり もしていたようでした。ですがめったに動くことは無かったのです。ほとんど ご隠居猫のごとくジッと横になって寝ているだけでした。 (タンタンは“横になっててね!”などと言われれば文字通り必 死に横向きに なろうと頑張ります!) タンタンは時々「動くネコ」をちらとは見ていましたが、なんだ!つまんねぇ な・・・と いう顔をして触ることはしませんでした。自分から期待を持って買うのっ、と言った 手前、すぐに棄てる のも悪いかな?と思ったようです。 それから二年くらい電池も切れた状態でジッと横になっていました。 タンタンにして見ればもっとなにか芸をするのかと思ったことでありましょう。 ただ寝ているだけか???それから 、ある日いきなり「動くネコ」を掴むと 燃えるゴミ袋に入れ、堅く結びました。「ゴミ!棄てるの・・イラナイ!」 その少し前、とんでもない出来事が真夜中に起ったのです。 それは深夜一時半頃の事でした。いつものように不穏な空気でタンタンが ギエェーーッ!と叫び、わたしも同時に目が覚めました。 また・・なんだろう・・・今度は・・ニャー、ニャーー・・・。 わが家には猫はいないのですから(当時は)鳴き声と言えばあのヌイグルミの ネコしかいません。電気をつけて「動かないネコ」のいる部屋を見まわしました。 電池はすでに抜いてあるのです。もうとっくに切れていましたから。それに 電池を入れてもなにも反応しなくなって いたのですから。 念のためにまたお腹のフタを開けて確かめてみましたが、電池はありません。 またソファの上に置いたのですが、今度は首を振りながら激しくニャーニャーと 鳴きはじめたのです。慌てて電気を消 したり、向きを変えたり場所を変えたり、 あっちこっちに移動して歩いたのですがいっこうに鳴き声は止まりません 。 ますます首を左右にふってニャーニャー鳴きますし、シッポを引っ張れば 怒ってフーッ!っと鳴きました。わたし は非常に焦ったのです。 真夜中に鳴くわけのないおもちゃのネコが鳴いているのが理由で はありません。そんなことはわたしにはどうでも良 いような気がしました。 一心不乱に鳴くおもちゃのネコを見ているタンタンの目がキリキリしていることが とても不安に感じられたからです 。ネコの中にいるモノがタンタンには見えている はずでした。それはタンタンにとってたぶんいちばん嫌なモノでし ょう。わたしが 慌てる風を見せればタンタンはそれが不安に感じられますし、ネコをこのまま 鳴かせておくわけには いきません。 タンタンのカンシャクが爆発する怖れがあるのですから。わたしがいちばん気を 使うのはタンタンです 。いちばんコワいのもタンタンなの・・。いつまでも泣き 止まないネコをギロっと睨むと一言。「ウ・ル・サ・イ・・ ・。」 あはは・・あはあははは・・タンタン、ダイジョウブよ!安心して寝てね。 ハハが片付けておくから。」 タンタンはちょっと疑わしそうな顔でネコとわたしの顔を見比べていましたが、 まあ、いいだろう・・という顔つき ですぐにフトンにもぐってしましいました。 いちばん大変なことを片付けて!わたしはほっとしました。もう二時に なっていました。 暗闇の中で首を振り振りニャーニャー鳴くおもちゃの「動くネコ」にこれほど腹が 立ったことはあ りません。実際はこのおもちゃに罪があるわけではありません。 中にいるモノがアホッタレなだけです。ですがまっ たく頭に来たわたしは タンタンの寝息が聞こえてきたところで、首を絞めてバスタオルにくるくる巻きに して窒息!させときました。(念のため!ヌイグルミ!おもちゃですよっ。) それでやっと静かになったとですよ!やれやれ・ ・・。翌日はタンタンに 気づかれなうように元通りの場所へ何気なく置いたのです。タンタンも夕べの ことは無かっ たことに?してくれたらしいのですが・・・しばらくはね! 世の中はいろいろな不思議で満ちているのです。 |
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