怖がり屋

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怖がり屋のちょっと怖い話

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  怖がり屋



 わたしの幼なじみに非常に怖がり屋がいます。彼女もいろいろな面白く怖い?
体験がかなり多いのです。そして彼女のお姉さんもオカシナ経験をかなりしている
様なのです。

幼なじみのAちゃんとお姉さんはちょっと広めの一部屋を二人で使っていました。
部屋のあっちとこっちにそれぞれのベッドと机を置いて仲良く・・かどうかは
分らないのですが、とにかく二人一緒のお部屋でした。

二階にある彼女たちの部屋にはベランダに出られるドアがありました。
そしてベランダからは木立に囲まれた小さな公園が見えます。Aちゃんの
お姉さんはこのドアのある側ににベッドがありました。ある夜のこと、深夜一時は
過ぎています。



Aちゃんは誰かのひそひそ話す声で目が覚めました。誰かと言ってもこの二階に
ある部屋には彼女とお姉さんしかしません。するとお姉さんが別の誰かと
ひそひそと何かか話しているらしいのです。

怖がり屋

Aちゃんは不思議に思い、でも少し怖くなりフトンを頭から被り、そーっと部屋の
様子を覗いました。するとドアの前にお姉さんが立ってドアの向こうにいるらしい
人と話をしているようでした。

ドアは上半分がサッシのすりガラスになっています。ベランダの外から星明りや
街灯の光がかすかに透けてぼんやり明るくなっています。お姉さんは確かに
誰かと話しているのです。

すりガラスを見つめながら・・・。Aちゃんは思わず怖くなり、またフトンを被ると、
動かずじっとしたままいつの間にか眠っていました。翌日目が覚めるや、
お姉さんに尋ねたのです。

    怖い話

夜中の出来事について・・。お姉さんの話すところによれば・・・。夕べ1時近くに
ドアを叩く人がいてお姉さんは目が覚めたのだそうです。ガラス越しに見えるのは
男の人で、近くの道を歩いていたのだけれど、喉が渇いて水を探していた
と言うのだとか。

男の人はどうしても水が飲みたい・・・水を飲ませてください!と頼んだそうです。
お姉さんはドアを開けませんでした。こんな夜中に見知らぬ家を訪ねて開けろ、
と言うのも非常識ですし、若い女性がそれを断るのに何のの非も無いと
思ったからだそうです。

お姉さんは言いました。開けられません。お帰りください。水はこの上の方に
公園があります。そこの公園に水道がありますからそこで水が飲めるでしょう。
ですからお引きとりください。このように言っていたのだそうです。

怖がり屋

お姉さんはAちゃんに言ったそうです。あんな真夜中に見ず知らずの家を訪ねて
来て「水、ください!」はないわよねえ・・断って当然でしょ?それにさ、もしかしたら
チカンかも知れないじゃないっ!そうよ、きっと変なヤツに違いないわ。


あたしさ、よく外で男の人に声を掛けらるじゃない?この前なんかさ、バスを
降りた途端、見ず知らずの真面目そうなサライーマン風の男の人にいきなり、
目の前に立ち塞がれてプロポーズされちゃったのよ!信じられる?

見たことも無い男なのよ!でもさ、あたしはかなり魅力的なタイプじゃん。
知らないところでけっこう見られているのかも知れないわね・・・。
きっとそいつらの内の一人に決っているわ。お姉さんはこう言って、
息巻いて話してくれたそうです。

             怖がり屋

今ではストーカーという言葉は普通に存在しますが、そのころはまだそんな
言葉はありませんでした。お姉さんいわく「シツコイ男の一人」だという事で
その話は終わったようです。

Aちゃんもお姉さんのその意見に一応は納得した・・・というより、その考えの方が
怖くない様に思えたのに賛成したのでした。Aちゃんいわく

「もしかしたらアレって、シツコイ男というよりかさぁ・・・・
違うものなんじゃああないのかなぁ。でも、いいわ、お姉ちゃんがそう言うのなら、
そうしといた方が良いよね?そう思うでしょ?」

わたしはAちゃんの言葉を聞いて、返す言葉もなく、
ただ・・・あはは・・あはあはあははははは、と笑って誤魔化しときましたとさ。

怖い話

Aちゃんも怖がりだけれど、本当は彼女のお姉さんは怖がりのAちゃんに気を
遣ったような気もしないでもありません。そもそもAちゃんのお姉さんって
怖いものが無い!って感じなのですから。


Aちゃんと違って!二人の話をそれぞれ聞いていると非常に
可笑しい時があります

                
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